【看護学生必見】100%小児科に配属される方法!全国の子ども病院一覧

看護師知識

この記事をご覧になっている人は小児科に配属されることを希望している人がほとんどだと思います。


実は小児科を希望している人は非常に多く、総合病院に就職してしまうと小児科に配属されるにはかなりの倍率を突破しなければいけません。


そこで本当に小児科に配属されたければ「子ども病院」に就職することをおすすめします。


子ども病院にはほとんど小児科しかないため、働き続ける限り子どもの看護ができます。


この記事では、

  • 子ども好きな看護師さんに「子ども病院」をおすすめする理由
  • 子ども病院に就職する方法
  • 全国の子ども病院一覧



について紹介していきます。


子ども病院とは

子ども病院とは、主に15歳以下の子どもの病気の検査や治療をします。
大人と子どもは体の大きさや病気の種類が違うので、子ども専門の医師や、子ども専用の医療機器が揃っています。

例えば、大人にとっては何てことないレントゲン撮影でも子どもにとっては恐怖や不安を伴いますが、子ども病院のレントゲン室には壁一面に絵が描いてあったり、おもちゃやテレビが置いてあったりと子どもの苦痛を最小限にする工夫がされています。

普通の総合病院では「消化器内科」「脳外科」「ICU」などの病棟がありますが、子ども病院も同じで「小児内科」「小児外科」「乳児内科」「NICU」「PICU」などの病棟に分かれています。

子ども病院の実際

子ども病院で働くことのメリット、デメリットを実際に子ども病院に勤務している看護師が紹介します。

子ども好き看護師が子ども病院で働くことのメリット

どの病棟に配属されても子どもの看護ができる

子ども病院に入院中の患者は15歳以下の子どもがほとんどなので、病棟以外の手術室や外来に配属されたとしても子どもと接しながら働くことができます。

異動となった場合でも同じで、働き続ける限り子どもの看護に携わることができます。

子どもの専門家になれる

配属される部署にもよりますが、おむつ替えや瓶授乳、お風呂などの基本的な子育て技術は身に付きます。

その延長として、おしり拭きやおむつなど、子育て用品について詳しくなります。(メーカー比較に詳しくなる)


また、子どもの異常についての知識も身に付くため、子育ての際に非常に役立ちます。

癒される

子ども病院は何といってもこれでしょう!


子ども可愛い!


憎たらしいことももちろんありますが、可愛い瞬間必ずあります。

子ども病院で働くことのデメリット

もちろん良いことばかりではありません。良くないこともあります。

かなり忙しい

子ども病院はナースコールが多く「お茶をこぼした」「袋あけてほしい」「寂しい」といった内容の物が非常に多いです。


ナースコール対応に手をとられ、自分の業務が進まない!なんてことは日常茶飯事です。


ただ、忙しくない病院は存在しないです(笑)


大人の病院も同じく認知症の患者さんの対応に手を取られて業務が進まない、なんてことはよく耳にします。


子どもが嫌になる

これは子ども病院あるあるだと思います。


「泣いている子どもの寝かしつけに時間をとられて業務が進まない」
「急ぎの業務が控えている中、なかなか内服をしてくれない」

などが頻繁に起こり、子どもが嫌になって辞めていく看護師もいます。


優先すべき業務がある中で赤ちゃんが泣きだしてしまうと、なかなか対応できず罪悪感を抱えたり、周りから「泣いてるから対応して!」と注意されたり、というのが日常茶飯事です。


そういうことが続くとどうしても子どもが嫌になってしまいますよね。


持っている経験を活かせる転職先が狭い

子ども病院から転職する際、子どもクリニックや保育園看護師に転職するならかなり有利になりすが、それ以外の分野だと今持っている経験がなかなか生かせないことが多いです。



病院にもよりますが、子ども病院では採血は医師が行うところもあり採血できない看護師もたくさんいます。


とはいえ看護師はどこも不足しているのでそこまで心配する必要もないかと思いますが。



子ども病院に就職する方法

  1. 看護師免許を取得
  2. 就職する前の年に病院の選考に合格する

簡単に言うと上記の2ステップです。


選考試験は病院によって多種多様のため、病院のサイトを確認してください。


看護師の就活は非常に難易度が低く、選考試験に落ちることはほとんどありません。



ただ子ども病院の難易度は高い方で、落ちる人も普通にいます。ある程度面接や筆記試験の準備をしていくことをおすすめします。


学生時代に子ども関連のボランティアやバイトをしておくのもおすすめです。

全国の子ども病院一覧

茨城県立こども病院
群馬県立小児医療センター
地方独立行政法人埼玉県立病院機構 埼玉県立小児医療センター
千葉県こども病院
地方独立行政法人東京都立病院機構 東京都立小児総合医療センター
国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立こども医療センター
地方独立行政法人長野県立病院機構 長野県立こども病院
地方独立行政法人静岡県立病院機構 静岡県立こども病院
あいち小児保健医療総合センター
滋賀県立小児保健医療センター
地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪母子医療センター
兵庫県立こども病院
地方独立行政法人福岡市立病院機構 福岡市立こども病

以上が小児科に特化した総合病院一覧です。

なお、名称が「子ども病院」となっている場合でも、小児以外の診療科がある場合には除外しています。

リンクに病院のHPを貼ってますので、気になった病院を覗いてみてください。


まとめ

小児科に100%配属できる方法を紹介してきました。

まとめると

  • 小児科看護師は良いことも悪いこともある
  • 本気で小児科で働きたい場合は子ども病院に就職する
  • 子ども病院は全国に14か所存在する

ということが分かったかと思います。

ぜひ今後の就職に生かしてもらえたらと思います。


補足

「子どもも好きだけど、大人の看護も経験したい」
「絶対に子どもを嫌いになりたくない」
という人は紹介した子ども病院ではなく、総合病院に就職することをおすすめします。

ただ、本気で子どもの看護をしたい人はぜひ子ども病院の就職について考えてみてください。





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