看護学生から看護師になると、多くの人が一度悩むのが「使い終わった教科書ってどうするの?」という問題。
実際、数年間教科書を保管している看護師は多いですが、現場で働いている間に使用した人はほとんどいません。
筆者私も7年間実家で保管していましたが、一度も見ることはありませんでした。
本記事では、処分する予定の教科書を簡単に高く売る方法を解説します。
本記事の内容はこちらです。
- どの教科書を残すべきか
- 看護師が教科書を残さなくても良い理由
- 不要な教科書をできるだけ簡単に高く売る方法
処分するはずだった物でお金を得ることができると、とても得した気分になります。
ぜひ参考にしてください。
\ 教科書を一番高く売れるのはココ /
まずは教科書を選別しよう
教科書の扱いで最初に大切なのは、「残すもの」と「手放すもの」を分けること」です。
看護学生時代は大量の教科書がありますが、実際に就職後も使うものはごく一部です。
保管すべき教科書
以下は、看護師になっても読み返す機会が多い教科書です。
- 解剖生理学の教科書・アトラス
体の仕組みへの理解はどの科に行っても必須。新人だけでなく中堅になっても使います。 - 疾患別の病態生理がわかる参考書(病気がみえるシリーズ など)
病院では疾患の背景まで求められるため、病態生理の基礎知識は重宝します。 - 薬理学(薬の作用機序)
新人のころは特に確認する回数が多い分野。 - 検査値関連の本
ポケットブックなどは、現場で働きながらも大活躍することが多い
これらは、新人看護師だけでなく病棟を異動をしたときにも役立ちます。



看護師の教科書をすべて「病気がみえるシリーズ」に変更してもらえれば捨てる必要もないのになと思います。
捨てるべき教科書
逆に、就職後に使わなくなるものは次のとおりです。
- 基礎看護技術(技術書)
実際の技術は、病棟のやり方が標準。学校のやり方とは異なるケースが多いです。 - 専門外の分野の教科書
例:小児科にいないのに小児看護の詳しい本や、精神科にいないのに精神看護の教科書など。 - 医学書院の「系統看護学講座」
多くの看護学生が持っているが、現場で使うには専門性が足りていない。 - 古くなった法律関連・制度関連の教科書
法律関連はすぐに改定されるものが多く、現場でもそこまで知識は求められない。
これらの教科書は捨てても特に問題ありません。



看護師国家試験に合格後すぐに捨てても大丈夫ですが、不安な人は入職後落ち着いてから捨てましょう。
教科書を残しておいた方がいい人
以下のタイプの看護師は、教科書をある程度残しておいて損はありません。
- 大学院進学や認定看護師など、将来的に勉強を続けたい人
- ジェネラリストとして広い分野を見たい人
- 自己学習が好きで、手元に本があると安心するタイプ
ただし、その場合でも「全部残す」のではなく、必要な分野だけ厳選するのがおすすめです。



ただ医療は日々進化していますので、将来的に大学院や認定看護師を目指す人であれば、その都度最新の参考書を買うことをおすすめします。
看護師が教科書を残さなくても良い理由
「せっかく買ったから…」と置いておきたくなる気持ちもわかります。
しかし、実際には、現役看護師の多くが教科書をほとんど使っていません。
その理由はこちらです。
- 学校の教科書では専門性が足りていない
- 病棟に参考書が置いてある
- 看護技術は病棟のマニュアルを参考にする
1つずつ解説します。
学校の教科書では専門性が足りていない
看護学生向けの教科書は「基礎を学ぶ」ためのもの。
病棟に出ると、より専門性が高く、実践に沿った知識が必要になります。
例えば:
- 心不全の初期対応
- 術後のドレーンや点滴の管理方法
- モニター操作の基本
- 急変時の使用薬剤や対応
などは、学校の教科書では深掘りされていません。
そのため、就職後は臨床向けの実務書や学会のガイドラインの方が役に立ちます。
病棟に参考書が置いてある
ほとんどの病棟には、次のような資料が揃っています。
- 疾患別の専門書
- 手術や処置の医師マニュアル
- 医療機器の操作手順書
- 看護技術の指導書
つまり、病棟に行けば必要な情報は揃っているため、わざわざ自宅の教科書を開くことがなくなるのです。
看護技術は病棟のマニュアルを参考にする
看護技術は病院ごと・病棟ごとに細かいルールがあります。
例)
- 採血の手順
- 清潔操作のやり方
- 点滴ルート固定の方法
- 記録の書き方
学校の教科書に書かれている方法と、現場の方法は違うことも多いです。



各病棟に看護技術マニュアルが置かれていることが多いです。
そのため技術書は「学校の時だけ使うもの」と割り切ってOK。
看護師の不要な参考書はどうする?おすすめの方法3選



買うときに結構な金額を払っているし、すぐに捨てるのはもったいない気がします。



私も捨てる決断をするのに3年かかりましたが、不要になった教科書は、できるだけ早く手放すほど高く売れるので早めに決断しましょう。
看護師に人気の3つの手放し方はこちらです。
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 買取サービス「メディカルマイスター」 | 看護・医学書の査定に強い 専門知識があるため、高価買取になりやすい 送料無料、梱包キット無料で手間が少ない まとめ売りで査定アップ | 発行年が古いと値段がつかない可能性あり 査定に数日かかる |
| フリマサイト | 相場より高く売れることがある セット販売ができる 写真を載せれば状態を伝えやすい | 発送の手間がある 値下げ交渉が面倒 売れるまで時間がかかることも |
| 実店舗へ持ち込む | その場ですぐ現金化 送料・梱包不要 整理が早く終わる | 専門書は安く買い叩かれやすい 状態によっては0円査定も |
医学書専門の宅配買取
できるだけ高く売りたい人におすすめなのが医学書専門の宅配買取です。
看護・医療系の専門書を高価買取してくれることで有名なのが「メディカルマイスター」。
一般の古本屋さんだと安く買い取られてしまう看護専門書も、専門スタッフが査定するため高値がつきやすくなります。
5冊以上同時査定で送料が無料、希望すれば梱包キットも無料です。
しかし、実店舗持ち込みに比べると現金化までに時間がかかってしまうのがデメリット。
早急に不用品を整理したい人には不向きですが、少しでも高く売りたい人には最適です。


申し込み後、指定した日時に自宅まで収集に来てくれるのも嬉しいポイント。
商品が到着後3日以内(土日を除く)に代金が支払われます。
詳しい買取の流れはこちらをご参照ください。
代金受取方法も生活スタイルに合わせて選ぶことができるので大変便利です。


メディカルマイスターでは定期的に買取額アップキャンペーンを実施しています。
より高く売るために、チェックしておきましょう。
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フリマサイト
自分で値段を決めたいならメルカリやヤフオクなどのフリマアプリが最適です。
相場より高く売れることがあるのも魅力の1つです。
しかし、出品から発送まで自分で行わなければいけない手間があります。



値下げ交渉でトラブル発生、なかなか売れない、なんてことも
時間に余裕がある人、少しでも高く売りたい人には向いています。
実店舗へ持ち込む
手っ取り早く処分したい人におすすめしたいのがセカンドストリートやブックオフなど実店舗への持ち込みです。
持ち込んだその日に現金化でき、梱包も発送も必要ありません。
しかし、査定は医学書や看護本の専門スタッフではないため、安く買い叩かれやすいのがデメリット。
スピード重視なら実店舗、価格重視なら宅配買取やフリマアプリがおすすめです。
看護師は不要な教科書をどうしているのか|まとめ
看護師の多くは、残している教科書に手を付けずに捨てています。
看護学生時代の教科書は、意外とスペースを取るもの。
必要なものだけ残し、使わなくなったものは早めに売却するのがおすすめです。
ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
