片親パンが炎上している理由3選!由来や対象パンについて詳しく解説

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誰かに「このパンは片親パンだよね」と言われたことはありますか?

その言葉自体が、思いもよらない波紋を呼んでいます。

この記事の内容はこちら。

  • 「片親パン」の由来
  • なぜ炎上しているのか3つの理由
  • 「片親パン」として挙げられるパン3選
目次

片親パンの由来

「片親パン」はもともと自虐ネタとして生まれ、その後スラング化して侮蔑的な意味を帯びるようになった言葉です。

もとは自身を片親家庭出身とする人が“自分が食べていた安価なパン”をボケとして使った言葉が、拡散して意味が変質したからです。

筆者

もともとは自虐ネタとして発信されていたのですね

2021年とあるTwitterユーザーが「チョコスティックパン値上げ」の不満ツイートの中で「もうひとつの片親パン、ミニスナックゴールド食べます」という投稿をしたのが発端とされています。

その後、この言葉が「母子家庭・父子家庭の子どもが食べそうなパン」を指すネットスラングとして拡散しました。

「片親パン」は発端こそ自虐ネタですが、使われ方や受け取り方によって差別スラング化する危険性をはらむ言葉になっています。

片親パンが炎上している理由3選

片親パンが炎上している理由としてこの3つが考えられます。

  • 許しがたい差別用語である
  • 自分を馬鹿にされていると感じる
  • 料理研究家リュウジ氏の発言

許しがたい差別用語である

「片親パン」は差別的意味を含む用語として多くの批判を浴びています。

家庭環境という自分では選べない属性を揶揄の対象にするため、被対象者にとって痛みを伴う言葉だからです。

SNS上で「片親パンは言葉の暴力すぎる」「片親をバカにされた気がする」といった反応が見られます。

また、記事でも「母子家庭・父子家庭の子どもがいつも与えられていそうな安価で量が多いパン」としてカテゴライズされる点が批判の的になっています。

この用語は差別表現として拒否感を示す人が多く、炎上の理由となっています。

近年片親家庭は増えている

近年片親家庭は珍しくなく、多くの人が「自分をバカにされている」と感じ、炎上の火種となっています。

好きで食べているパンを貶されたように受け取られるからです。

薄皮クリームパン愛好者がSNSで「薄皮パンには良い思い出しかないから、片親パンとか言われると腹立つ」という声を上げたり、母子家庭出身者が「自分の親をバカにされた気持ちになる」と語るケースがあります。

自分の過去を馬鹿にされた、と感じる人が多く、こちらも炎上の理由となりました。

料理研究家リュウジ氏の発言

料理研究家リュウジ氏がで投稿したこちらの内容が「片親パン」を再炎上するきっかけとなりました。

母子家庭で育ったリュウジさんが昔食べていた菓子パンについて他者より「片親パン」と言われた、という内容のもの。

筆者

「片親パン」というワードに対して拒否感を示すコメントが1万件以上ついています。

これから炎上がさらに拡大しくことが予想されます。

片親パン3選

「片親パン」とされる菓子パンは、主に「安価」「量が多い」「馴染みがある」などの特徴をもつ商品が挙げられます。

代表的な3つはこちら。

  • ミニスナックゴールド
  • チョコチップスナック
  • 薄皮クリームパン

ミニスナックゴールド

引用:ヤマザキ公式HPhttps://www.yamazakipan.co.jp/product/02/snackgold.html

ミニスナックゴールドは「片親パン」の代表格とされやすい商品です。

1袋に複数個入っていてコスパが良く、小腹を満たす手軽さがあるからです。

片親パンの由来である投稿が「もうひとつの片親パン、ミニスナックゴールド食べます」と言及した商品がこれです。

SNSでも「ミニスナックゴールド=片親パン」のパターンが繰り返し言及されます。

ミニスナックゴールドは片親パンの象徴的存在になっています。

チョコチップスナック

引用:ヤマザキ公式HPhttps://www.yamazakipan.co.jp/product/02/chocochip.html

チョコチップスナックも片親パンの代表例としてよく挙げられます。

手軽さと甘さ、そして価格帯が「片親パン」とされるパンの条件に合致するためです。

複数のネット記事が「チョコチップスナック」が片親パン対象商品に挙がっていると報じています。

チョコチップスナックも片親パンの代表候補とされています。

薄皮クリームパン

引用:ヤマザキ公式HPhttps://www.yamazakipan.co.jp/brand/usukawa/index.html

薄皮クリームパンも片親パンとして頻繁に挙げられます。

手頃な価格と手軽に食べられる点が、片親パンのイメージと重なるためです。

「薄皮シリーズは片親パン扱いされ、パン企業への風評被害が懸念される」と指摘されているケースも。

薄皮クリームパンも片親パンでの中心的な存在の一つです。

片親パンの由来や炎上理由まとめ

ここまで見てきたように、「片親パン」という言葉は、もともと自虐的・遊び心から生まれた表現が、やがて差別的な意味を帯びてしまったものです。

炎上の理由は主に「差別性」「対象者の感情を傷つける性質」「著名人の拡散力」にあります。

また、「ミニスナックゴールド」「チョコチップスナック」「薄皮クリームパン」など、具体的製品がスラングの対象にされているため、パン企業への影響も気になりますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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