きつくてしんどい看護実習ですが大体の人が単位をもらえる一方で、単位を落としてしまう人も中にはいます。
今回の記事では私の看護学生時代や看護師としての経験を生かして
・実際にあった、単位を落とした人の理由
・単位を落とさないようにするにはどうすればいいのか
について解説していきます。
この記事を読めば、単位がもらえないという心配なく実習に望めるようになります。
実際にあった単位を落とした人の理由とその対策
出席日数が足りていない
必要な出席日数に関しては通っている学校によって色々ですが、目安として日数の3分の1以上欠席してしまうと単位をもらうのが厳しくなると言われています。
なので実習期間が10日間の場合は4日休んでしまうと単位がもらえなくなる可能性があります。
あくまで目安なので、詳しくは実習担当教員に確認してみてください。
もしも病気やケガで行けなくなった場合には診断書を提出しましょう。
何か代替え案がもらえるかもしれません。
記録物が提出できない
記録の内容はこれで合ってるかな?単位あるかな?と心配している学生さんも多いかと思いますが、何かしら書いていれば単位を落とす可能性はかなり低くなります。
記録物も学校によって基準が変わってくるとは思いますが、1日でも白紙の状態で出してしまうと単位を落としてしまう可能性が高くなります。
「寝落ちしてしまって朝起きたら白紙だった」なんて人もいると思いますが、少しだけでも何か記入することで全然評価が変わってきます。
記録に何を書いていいかわからない場合も、少しでも患者さんの発言や行動計画さえ書いていけば、アセスメントの内容が薄くても「単位がもらえない」なんてことは起こりません。

特に最初の実習は何を書いていいか分からないかもしれませんが、どんな理由があれ白紙だけは避けましょう。
他人の物を丸写ししている
単位を落とす人の中で一番多い理由がこれです。
実際にあった例としては、母性実習では学生同士がペアになって母親と赤ちゃんの看護を交互に行うのですが、そのペアの記録が毎日全く同じで2人とも単位をもらえなかったことがありました。
この場合、本来は観察項目のみペアで共有し、アセスメントや行動計画は各自で考えなければいけませんでしたが、このペアは完全に写し合っており残念ながら単位を落としてしまいました。

実習期間中はとてもしんどいので気持ちは分からなくもないですが、丸写しはダメですよね。
他の例でいくと、ネット上のアセスメントをそのまま丸写しし単位を落とした学生もいました。
現在はネット上で様々な記録のテンプレートを閲覧することができます。
私自身それらを使用することには賛成で、使用方法を間違えなければ効率良くアセスメントを学ぶことができると思います。
問題は使用方法です。
関連図やアセスメントのテンプレートを用いて、担当患者向けに作り変える必要があります。
例えば、同じ術後肺炎のリスクを抱えていたとしても
- 患者の年齢や性別
- 喫煙などの生活習慣
- 体型や喘息などの既往
によってもリスクの大きさが変わってきます。
この作り変えの能力は看護師として働く際にも重要で、実際現場で記録する際にも看護計画のテンプレートが存在するので、これを患者に合わせて作り変えていく作業があります。
なので、ネット上のテンプレートを使用するのは大いに賛成しますが、丸写しするのではなく、個別的に作り変えていきましょう。

バレないと思っていても意外とバレます(笑)
しっかり患者さんの個性を反映していきましょう。
個人情報の流出
実習後に友達とカフェで記録をしたり、大きな声で患者さんの話をしたりしてませんか?
これは患者さんの個人情報守秘義務違反となり、単位がもらえないどころか実習をさせてもらっている病院が訴えられる可能性もあります。
記録をしたり、友達と学をびの共有をする際は必ず
- 病院内の決められた場所
- 学校
- 自宅
のうちのどこかでするようにしましょう。

実習後の打ち上げをする際にも会話の内容には気を付けましょう!
まとめ
この記事では単位を落とさない方法として
・実習にはできるだけ出席し、ケガや病気の際には診断書を提出する
・記録をする時間が全く無い時でも比較的短時間で書ける観察項目と看護計画だけは最低限記入する
・ネット上のアセスメントを丸写しするのではなく、個別的に書き換える
・個人情報に配慮した行動をとる
を紹介しました。
上記のNG行動だけは回避しすることで、単位を落とす心配なく実習に臨むことができます。
この記事を読んでくれた学生さんの心配を少しでも解消できていたら嬉しいです。
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