小児実習では名札を自作する学校も多いのではないでしょうか。
看護師として実習指導をしていると手作り名札を良く見かけますし、実際に子どもとの会話のネタとして役立っていることも多いです。
この記事では
・患者が喜ぶキャラクターを年齢別に紹介
・制作時の注意点
について解説していきます。
この記事を読めば小児患者とのファーストコンタクトで子どもの興味を引くことができ、すぐに患者とコミュニケーションがとれるようになります。
小児実習での手作り名札の必要性
小児実習では当然担当する患者は子どもです。
普段実習で付けている名札は漢字で名前が書かれているため子どもが読めないことが多いく、ひらがなで名札を制作して持ってくるよう言われている学校が多いそうです。
また、子どもの興味を引いたり、名前を早く覚えてもらう、といった役割もあります。

小さい子は人の名前ではなく、名札のキャラクターで「〇〇のお姉ちゃん」と覚えている子も少なくありません。
年齢別おすすめキャラクター
0~2歳
この年代は何といってもアンパンマン一択だと思います。
0歳だとまだ好きなキャラクターという概念がないかもしれませんが、アンパンマンは色鮮やかなキャラクターが多いので、まだ目がはっきり見えてきていない年代の子でも興味を引くことができるかもしれません。
また、NHK「いないいないばあっ!」や「みつけた」のキャラクターも好きな子が多くおすすめです。

我が子もこの年齢の時はコッシーやわんわんが好きでした
3~5歳
この年代になってくると、先ほど挙げたアンパンマンは「赤ちゃんっぽい!」と嫌う子が出てきます。
男子だと
- ポケモン
- マイクラ
- パウパトロール
- 戦隊もの
女子だと
- ちいかわ
- プリキュア
- ディズニープリンセス
が人気です。
また、絵本のキャラクターだと男女共に知っている子が多いので
- パンどろぼう
- はらぺこあおむし
- ノラネコぐんだん
も選んで損はないかと思われます。
小学校低学年
どんどん好みが分かれてくる小学生ですが、男子では
- スーパーマリオ
- ドラえもん
- マインクラフト
- ポケモン
が人気です。

特にマインクラフトは好きな子はが多く語りたい子が多いので会話のネタに最適です。
女子では
- すみっコぐらし
- サンリオ
- ディズニー
が人気です。このあたりを押さえておけば間違いないかと思います。
小学校高学年
ここからは好きなキャラクターにかなり個性が出てくるので、「これなら絶対」といえるキャラクターを選定するのは難しいです。
ただ、小学校高学年の子が良く見ているアニメとして
- ドラえもん
- スパイファミリー
- ポケモン
- クレヨンしんちゃん
- ワンピース
が挙げられるので、このあたりのキャラクターを選ぶのも良いかと思います。
中学生以上や、年齢が分からない時
担当患者が中学生以上の場合はさらに好みが分かれます。
その際には子どもの好きなキャラではなく、自分の好きなキャラクターを題材にすることで会話のネタにすることも可能です。

自分の好きなものを先に提示することで、相手の「好き」を引き出しやすくなります。
また、患者の年齢が分からない場合は動物や乗り物にすると子ども向けで可愛いです。
簡単に名札を作る方法
一番簡単なのはメルカリで発注することです。
大体1000円以下で発注可能ですが、正直この方法はおすすめしません。

名札制作概要に”手作り”と明記されている場合は確実にNGですし、先生にバレると印象はよくありません。
裁縫が苦手な人や、できるだけ時間をかけたくない人は市販されているアップリケを使いましょう。
裁縫道具を取り扱っているお店では必ずおいていますし、100均にも可愛いのがたくさんあります。
名前も既成されているひらがなの物を購入すれば、あとは全て縫い合わせるだけで完成します。

最近はキャラクター物のアップリケも100均で見かけますよ
制作時の注意点
名札を制作する際には、必ず部品が落ちないようにしっかりと縫い付けましょう。
実習先の小児科には小さい子どもがたくさんいます。
万が一名札の部品が落ちてしまい、小さい子が食べてしまったら事故に繋がりかねません。
アップリケの中にはアイロンのみで付けることができる物もありますが、必ず縫い付けましょう。
また、ビーズのような細かい者や、鋭利な物の使用も避けましょう。
まとめ
この記事では
・年代別のおすすめキャラクター
・年齢が分からない時には動物や乗り物を使用する
・制作時には部品が落ちないようにしっかりと縫い付け、鋭利な物は使わない
ということをお伝えしました。
時間の無い実習期間中に名札を制作するのはかなり大変かと思いますが、手作り名札は子ども達に非常に喜ばれます。
ぜひ無理のない範囲で制作してみてください。
今回の記事が看護学生の名札制作に少しでも役立てば嬉しいです。
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